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響く
割れる音壊れる音

赤い 紅い
血みたいなマグマみたいな

立ち塞がる壁
この世界 最後の世界

その壁はまるで私達
私達を別つそれの様に。確かに、確かに存在している


これはさいごのいじわる。わたしから   貴方 へ



す・・素敵なヒメ主ssを・・・!
keetherflowの荒井さんからお情けで頂いてしまいました!!うおおありがとうございますorz
ほんとにいいんですかこれ!!ひ・・ヒメブ主ー!!(被り付き
自分ではすっかり描けなくなちゃった( な ん で )ヒメ主ー!ラブィー!!
あんまり申し訳ないんで、申し訳程度だけど挿絵を描かせてもらいました。やっぱりヒメ主はいいな・・・
この悲恋感がたまんないな・・・(え

VSヒメネス
Nルート、もしもヒトナリが負けてしまったら。の、ifの設定で御座います。
続きの追記から、どうぞご覧下さい。




どうしても
・・・思ってしまうことがある。



階段を下りたそこは、階下であるはずなのに天が開き、
地平線を一望する合間に浮き島のような足場が見える、開けた場所にヒトナリは降り立った
鼓動が高くなる

きっと彼が待ち構えているから

二三歩踏み出したとき、案の定、彼は・・・悪魔になった男はヒトナリの前に姿を現した

ヒメネス

彼の 姿を見ているだけで、
彼の声を聞くだけで 張り裂けそうな心を奮い立たせて銃を抜く
仲魔に指示を出し交戦を開始した
ヒメネスの撃攻にあっさり仲魔が霧散する
思った以上の強敵に新たな仲魔を召喚する
苦戦は覚悟の上だ
なのに、思考は違うことを考えている自分に気が付いていた

-どうして、俺たちは道を違えてしまったのかと


仲魔の誰かが失った仲魔を蘇生させる、その傍らで別の仲魔が消失する
うっかり苦笑が浮かんだ
仲魔を召喚

-どうしてあの時、・・・あのボタンを押してしまったのかと。


ケイオスアタックの銃撃が俺を追従する
仲魔がヒメネスの銃撃を反射
ヒメネス自身に跳ね返ってダメージを与える
すかさずナイフを抜いて奴の懐に踊り入る
渾身の一閃
は、しかしヒメネスの強固な拳に遮られて届かなかった。
力任せに弾かれて、ヒトナリは着地とともに一歩飛び下がって距離をとり体制をなおした
見据えなおした眼前の悪魔は、ヒトナリにやられた拳の傷を舐め、目が合って、ニヤリと笑う
それは闘気に満ちた鬼神の美貌だった

-答えなんかとっくに出ているじゃないか
己の愚昧な問いかけに冷笑する自分が答えた

そうだ『愛していた』からだ。


分かっていたんだ
あのボタンを押したら、ヒメネスは人ではない者になってしまう事くらい
あの時、バガブーを犠牲にしても、
・・・ヒメネスに永劫に怨まれても、ヒメネスだけ助けるべきだったかもしれない
それでも人として、共に生きていたかったなら

でも、それでは違ってしまうんだ
俺が愛していた彼の姿は、あの紅い悪魔と二人で一対だったから
どちらかが居なくなってはいけなかったんだ
二人で生きていて欲しかった
たとえ人ならざる存在に成ったとしても
俺はボタンを押し、彼は悪魔になった

仲魔の断末魔がヒトナリを現実に引き戻す
なんて有様だ。
仲魔を召喚。
蘇生が間に合わない、事実上これが最後の仲魔だ


そして俺は人間であることを、全ての人間が人間であることを捨てる事が出来ないから
だから、俺達は対峙している

それだけだ。分かり切った事のはずだ。

それでも

ああそれでも

この剣に迷いが生じてしまうのは

ーどうしても思ってしまうからだ。


最後の仲魔も、健闘むなしく霧散。
自身も攻撃を被弾。スーツが 裂傷

まずいな・・・




ー今、こうやって殺し合うのならば、

苦笑が漏れる




『生きて欲しい』 と願って押したあのボタンに

意味が在ったのだろうかと。


ヒメネスの鋭い斬撃がデモニカの裂傷部分を切り裂く。


ーなぜ殺し合わなければならないのかと!!


ヒトナリは衝撃で弾き飛ばされ壁に激突、衝撃で跳ね返ってそのまま力なく崩れた
左肩から右腹部にかけて深い裂傷。致命傷だった
笑ってしまう

結局俺は迷いを捨てられなかった
自分の選択を信じられなかった
悪魔になってしまったヒメネスを受け入れられなかった
受け入れることが出来なかったんだ・・・・
涙が頬を伝う

ヒメネス・・・?
彼は瀕死の俺の前でひざまずいて手を伸ばす。
今からでも遅くないぜ?ヒトナリ・・・一諸に行こう
そういって俺に手を伸ばす、彼は嘆願する顔だった。
・・・・今日はよく苦笑する日だ。
苦笑で引きつった頬にもう一筋涙が流れた。
一緒に居たいと、同じ思いだった事が震えるほどうれしい。

でも、彼は "解っていない"のだ・・・

伸ばされた手に応えて俺は手を伸ばした。
俺の応えにヒメネスがパッと微笑んだ。少し良心が痛んだ。

sjsasie01.jpg


人間と悪魔が同じ領域で触れ合うことなど出来ないと、
まったく違う次元の生き物なのにと、
俺たちは悪魔に関わり過ぎたんだ。

だからウッカリ忘れてしまう

ずっと一緒に居られると思ってしまう。

でも本当はそうじゃない。
俺はバガブーにはなれない・・・

ヒメネスの掴んだ俺の腕が彼の握力で軋んだ。ヒビでも入ったんだろう。

精神も
身体も
時間も
能力も
異なる存在が共存するのはきっと難しい
この腕のように、どんなに望んでもきっと・・壊れてしまう

俺は最後の力を振り絞ってヒメネスを抱きしめた
少し戸惑っている彼に『抱きしめて欲しい』とささやいた
これで、彼も理解できるはずだ
俺たちが望んだことがどれほど儚いのかきっと

sjsasie02.jpg


背骨があっさり砕ける音を聞きながら

『愛してる』 と つぶやいた



うまく声になっただろうか?






sjsasie03.jpg


きっと 伝わっていますように・・・

















愛した貴方へ



愛する貴方へ
それは他愛もない 恋人の真似事
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